理系大学院生の雑記

2018年に東工大工学院電気電子系の院試を受験、合格しました。私が合格するために行った勉強法などを共有したいと思います。是非参考にしてください。

電磁気学 対策

電磁気学もその場しのぎの勉強しかしていなかったので基礎固めから行いました。
私のように基礎固めが必要な方はマセマの電磁気学から始めるべきです。ひたすら繰り返し読みました。基礎的な問題は載っており、これをすべて解けるようにするだけでもある程度実力はつくと思います。

次に東工大の教科書

電磁気学 (電子情報工学ニューコース)

電磁気学 (電子情報工学ニューコース)

これは理論が非常にわかりやすくまとめられています。マセマとどちらを先に読むべきか迷いますが、こちらから読めそうならこちらから読むべきだと思います。入試問題との関係性が非常に強く過去にはほぼすべての問題が乗っていたこともあります。必須です。

演習書

電磁気学演習 (理工基礎 物理学演習ライブラリ)

電磁気学演習 (理工基礎 物理学演習ライブラリ)

マセマと東工大の教科書を読めるようになればこの演習書の問題をある程度解けるようになっていると思います。全範囲網羅しているのでこの問題集を終えれば過去問を見て何を使えばいいかわからないという状態からは抜けられると思います。3周程度すれば院試で戦えます。おすすめです。

詳解電磁気学演習

詳解電磁気学演習

この演習書はあまりにも問題数が多く、すべての問題を解こうとすると電磁気の対策だけで勉強時間が足りなくなってしまうと思います。過去問でわからない問題があればこの演習書を見るとだいたい載っています。私は辞典のように使っていました。サイエンス社のものではなくこの演習書をメインに使う受験者も多いようです。好みの問題だと思います。

演習大学院入試問題 物理学 1

演習大学院入試問題 物理学 1

大学院入試問題解法と演習電気・電子・通信 (1)

大学院入試問題解法と演習電気・電子・通信 (1)

大学院入試の問題集です。問題の解き方にくせがあり少し参考にしにくいですが、様々な大学院の入試問題を掲載しており、どういった問題が出やすいのか、他大学を含めた院試の難易度の把握などに役立ちます。東大はやはり難しいですね。東工大を目指すのであればいりません。

総括

私の例ではマセマ(4~5月)→サイエンス社3周(5~6月)→過去問やってみたがわからん(6月)→東工大教科書読む→復習と詳解見ながら過去問回答づくり(7~8月)
という感じでした。

私は途中まで教科書いらないんじゃないかと思っていたため、かなり無駄が多かったように思います。おすすめの順番としてはマセマ→東工大教科書読む→過去問の傾向掴む→演習書理解できるまで(過去問の頻出範囲重点的に)→過去問回答づくり
がいいと思います。是非参考にしてください。

参考書の数が多く出費がかさみますが、私は大学の図書館で借りたり、アマゾンで中古で購入しました。中古の商品は意外と売れているので早めに確保したほうがいいかもしれません。